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CGI講座・リプレイ
-第6講- Perlにおける変数(1)
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■1、変数とは?■
中学校時代に次のような問題を見たことはないだろうか?
X + 3 = 4のとき、Xに入る値を求めなさい
これはいわゆる「方程式(文字式)」と呼ばれるものであり、
すでに答えは出ているのだが、Xに入る数がわからないという、
答えを出すばかりの計算をしていた小学校の算数から発展して
本格的に「数学」というものを意識し始めるところである。
方程式ではこの「どんな数が入るかわからないもの」をXという文字で置き換え、
そして答えからXに入る数を求めるのである。
この文字、Xのことを変数と呼ぶ。
CGIを作成時に使うときは
使用する値が一定ではないときに仮に置く文字列
と理解しておくといいだろう。
■2、変数の使い方■
$変数名=初期値;
これだけ。
しかも他のプログラム言語とは異なり、変数に初期値が入っていなくても
問題なく作動する。
このとき、文字列として扱うならば空白が、数値として扱うのであれば0が
自動的に代入される。
この値のことを「undef値」というが、
これのおかげでPerlでは変数に初期値が入っていなくても問題なく動く。
■3、お手軽さの代償は・・・■
このようにCGIを作成するときに使うPerlという言語は
初期値がなくても変数を認識するため非常に柔軟な使い方ができる。
が、一歩間違えれば変数名をうっかり間違えてしまった場合でも
それは新しい変数とみなされるため、問題なく動いてしまう。
他のプログラム言語であれば「変数名が違います」と注意してくれるのだが
Perlでは間違ったまま動いてしまうので
変数名の間違いによるエラーというのはなかなか見つけるのが難しい。
これ以外にもPerlの変数には面白い特性があるのだが、
この話は次回にすることにしよう。
第7講につづく
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発行人: 塚田 伊助
発行所: 伊助の鍛錬場 http://isukenet.s20.xrea.com/
連絡先: isuke_tukada@hotmail.com
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