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			 教えろ!イスケ先生!!
		     -補講1- CGIアップロード時の注意

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■1、補講開始!!■
	
	本稿を執筆している現在(2003年8月下旬)、すでに自作のCGIを完成させ
	自分のスペースにアップロードしたくてうずうずしている人もいるだろう。
	
	そこで、「CGIリプレイ」本編の補講として
	本編では説明できなかったことや、本編よりもちょっとすすんだ内容、
	またはCGIのみならず情報技術一般について
	気の向くままに(不定期に)説明する、という趣旨でこの補講を進めていく。

■2、インターネット上のCGI■

	「CGIリプレイ」本編では、自分のパソコンをテスト環境、
	つまりインターネット上と同じ環境にしてCGIの作成や動作確認を行っているが
	厳密に言えばテスト環境とインターネット上には大きな違いがある。

	それが「属性(パーミッション)」の設定である。

	インターネット上のホームページスペース(CGI使用可)には
	自分だけでなく多くの人が訪れるため、
	そこに置いてあるCGIファイルを実行するときには
	それを参照する人の種類によって
	内容を変更できたり、実行結果を見ることができるようにしたりと
	場合によって設定を変える必要がある。

	その設定のことを「属性(パーミッション)」と言う。

■3、パーミッションの設定■

	ではパーミッションの設定とはどのようにして行うのか?

	とりあえずはCGIファイルをインターネット上にアップロードする
	FTPクライアントソフトがあればこの設定はできる。

	パーミッションの設定を行いたいCGIファイルを選び、
	メニューの中から「属性変更」と似たような名前の操作を探せばよい。

	この属性(パーミッション)とは
	「ファイルを参照する人」と「権限」の二つをそれぞれ3種類に分類し、
	その組み合わせを3桁の数値で表現している。

	ファイルを参照する人は次の3種類に分けている。

	オーナー(管理人)
	CGIファイルを設置した本人、またはそのスペースを管理する人。
	パーミッションでは百の位で表現される。

	グループ
	普通の訪問者よりも多少強い権限を付加された人。
	パーミッションでは十の位で表現される。

	その他(一般訪問者)
	普通にCGIファイルの置いてあるスペースを訪問する人。
	パーミッションでは一の位で表現される。

	権限については次の3種類の組み合わせになっている

	・読み取り可能・・・4
	・書き込み可能・・・2
	・実行可能・・・1

	例えばパーミッションの設定が「751」となっていた場合、
	百の位で表現される「オーナー」は「7」となっているので
	読み取り「4」+書き込み「2」+実行「1」=7なので
	すべての権限を持っていることになり、
	一の位で表現される「一般訪問者」は「1」となっているので
	「実行」しかできない、ということになる。

	パーミッションの設定については
	CGIを設置するスペースによって設定が異なるので
	詳しくは自分が設置するスペースの説明を見てもらいたいのだが、
	
	CGIファイルについては「755」、
	CGIで使用するデータファイルについては「600」としているところが多いようである。


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発行人: 塚田 伊助
発行所: 伊助の鍛錬場	http://isukenet.s20.xrea.com/
連絡先: isuke_tukada@hotmail.com

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