クエリの作成

クエリとは?

日本語訳すると「疑問」とか「要求」という意味になる。 作成したテーブルを元にしてテーブルを加工し、 目的に応じて テーブルの中から必要なフィールドだけを取り出したり 複数のテーブルを結合して一つにまとめたり またはテーブルの数値を元に計算したり 抽出条件を設定して必要なデータだけを取り出したりと さまざまな用途の仮想テーブルを作るためこの名がついている。

クエリの作成手順

クエリを作成するには、まずテーブルが作成されている必要がある。 また、複数のテーブルを結合したクエリを作成するには リレーションシップが設定済みでなくてはならない。 (クエリの作成でもリレーションシップは設定できるが  先にやっておいたほうが便利である)
  1. オブジェクトで「クエリ」を選択する
  2. 「新規作成」の「デザインビュー」をクリックする
  3. 必要なテーブルを選択し「追加」をクリックする
  4. テーブルを選択し終わったら「閉じる」をクリックする
  5. 必要なフィールドを選択しダブルクリックする
  6. 名前をつけて保存する
複数のテーブルからクエリを作成するとき、 同じフィールド名でも主キーと外部キーがあり、 どちらを選択するか迷うかもしれないが、 そのときは外部キーを優先して選択する。 確かに主キーを選んでもデータの表示はできるのだが、 その場合、後にフォームなどを作成してデータを追加するときに エラーが発生することもある。

クエリの編集

クエリの編集はテーブルと同様デザインビューの画面で行う。

並び替え

  1. 並び替えを実行したいフィールドを選択する
  2. 「並び替え」をクリックし「昇順」「降順」を選ぶ
  3. データシートビューに切り替えて結果を確認する
並び替えをすると結果は下の表のようになる。
昇順降順
数値0〜99〜0
アルファベットA〜ZZ〜A
日本語あ〜わわ〜あ
また人名や企業名などひらがな・漢字・アルファベットなどが混在する フィールドを並び替えするときには注意が必要である。 並び替えをするときには英数字>ひらがな・カタカナ>漢字 という優先順位があるため、 50音順で並び替えをしようとしてもうまくできない。 そのため、ひらがな・漢字・アルファベットなどが混在する フィールドを並び替えするときには、ふりがなをつけるなどして 文字の基準を統一し、そのフィールドを使って並び替えを行う。

フィールドを使った計算

Accessではフィールドに入っている数値を元にして計算をすることができる。 この計算結果はテーブルには保存されない。 このようにクエリにおいては計算結果を表示するフィールドとして存在するが、 テーブルのほうには保存されないフィールドのことを 「演算フィールド」という。 計算には算術演算子などを使用する。
算術演算子
足し算引き算掛け算割り算
*/
基本式

新しいフィールド名:[使用するフィールド1]+[使用するフィールド2]

例 「単価」「数量」フィールドを使用して「金額」という演算フィールドを作成

金額:[単価]*[数量]

フィールドのデータごとに合計や平均を出す

前項のフィールドを使った計算は複数のフィールドを使用、 つまりレコード単位での計算だったが、 ひとつのフィールドの合計や平均などを出したいときは 計算式を入力するのではなく集計機能を使うと便利である。
  1. クエリをデザインビューで開く
  2. 「集計(Σの記号)」をクリックする
  3. フィールドごとに新しく出てきた「集計」の項目で計算方法を選ぶ(合計・平均など)
  4. クエリを実行する
最初に「集計」の項目を表示させると、「グループ化」というものが設定されているが、 これは「同じ文字列(数値)を持つものをすべてひとまとまりとして扱う」と言う計算方法である。 例:商品の売上合計
フィールド名商品名単価売上金額
集計グループ化グループ化合計

集計したクエリで条件に一致するものを抽出する

前項で紹介した「集計」を実行したクエリで さらに抽出条件を追加してデータの抽出を行う。
  1. クエリをデザインビューで開く
  2. 条件を抽出するフィールドを選択する
  3. 「集計」で「Where条件」を選択する
  4. 「抽出条件」に抽出条件を入力
  5. クエリを実行する
なお、抽出条件の設定方法については次章にて詳しく解説する。