クエリの作成
クエリとは?
日本語訳すると「疑問」とか「要求」という意味になる。
作成したテーブルを元にしてテーブルを加工し、
目的に応じて
テーブルの中から必要なフィールドだけを取り出したり
複数のテーブルを結合して一つにまとめたり
またはテーブルの数値を元に計算したり
抽出条件を設定して必要なデータだけを取り出したりと
さまざまな用途の仮想テーブルを作るためこの名がついている。
クエリの作成手順
クエリを作成するには、まずテーブルが作成されている必要がある。
また、複数のテーブルを結合したクエリを作成するには
リレーションシップが設定済みでなくてはならない。
(クエリの作成でもリレーションシップは設定できるが
先にやっておいたほうが便利である)
- オブジェクトで「クエリ」を選択する
- 「新規作成」の「デザインビュー」をクリックする
- 必要なテーブルを選択し「追加」をクリックする
- テーブルを選択し終わったら「閉じる」をクリックする
- 必要なフィールドを選択しダブルクリックする
- 名前をつけて保存する
複数のテーブルからクエリを作成するとき、
同じフィールド名でも主キーと外部キーがあり、
どちらを選択するか迷うかもしれないが、
そのときは外部キーを優先して選択する。
確かに主キーを選んでもデータの表示はできるのだが、
その場合、後にフォームなどを作成してデータを追加するときに
エラーが発生することもある。
クエリの編集
クエリの編集はテーブルと同様デザインビューの画面で行う。
並び替え
- 並び替えを実行したいフィールドを選択する
- 「並び替え」をクリックし「昇順」「降順」を選ぶ
- データシートビューに切り替えて結果を確認する
並び替えをすると結果は下の表のようになる。
| 昇順 | 降順 |
| 数値 | 0〜9 | 9〜0 |
| アルファベット | A〜Z | Z〜A |
| 日本語 | あ〜わ | わ〜あ |
また人名や企業名などひらがな・漢字・アルファベットなどが混在する
フィールドを並び替えするときには注意が必要である。
並び替えをするときには英数字>ひらがな・カタカナ>漢字
という優先順位があるため、
50音順で並び替えをしようとしてもうまくできない。
そのため、ひらがな・漢字・アルファベットなどが混在する
フィールドを並び替えするときには、ふりがなをつけるなどして
文字の基準を統一し、そのフィールドを使って並び替えを行う。
フィールドを使った計算
Accessではフィールドに入っている数値を元にして計算をすることができる。
この計算結果はテーブルには保存されない。
このようにクエリにおいては計算結果を表示するフィールドとして存在するが、
テーブルのほうには保存されないフィールドのことを
「演算フィールド」という。
計算には算術演算子などを使用する。
基本式
新しいフィールド名:[使用するフィールド1]+[使用するフィールド2]
例
「単価」「数量」フィールドを使用して「金額」という演算フィールドを作成
金額:[単価]*[数量]
フィールドのデータごとに合計や平均を出す
前項のフィールドを使った計算は複数のフィールドを使用、
つまりレコード単位での計算だったが、
ひとつのフィールドの合計や平均などを出したいときは
計算式を入力するのではなく集計機能を使うと便利である。
- クエリをデザインビューで開く
- 「集計(Σの記号)」をクリックする
- フィールドごとに新しく出てきた「集計」の項目で計算方法を選ぶ(合計・平均など)
- クエリを実行する
最初に「集計」の項目を表示させると、「グループ化」というものが設定されているが、
これは「同じ文字列(数値)を持つものをすべてひとまとまりとして扱う」と言う計算方法である。
例:商品の売上合計
| フィールド名 | 商品名 | 単価 | 売上金額 |
| 集計 | グループ化 | グループ化 | 合計 |
集計したクエリで条件に一致するものを抽出する
前項で紹介した「集計」を実行したクエリで
さらに抽出条件を追加してデータの抽出を行う。
- クエリをデザインビューで開く
- 条件を抽出するフィールドを選択する
- 「集計」で「Where条件」を選択する
- 「抽出条件」に抽出条件を入力
- クエリを実行する
なお、抽出条件の設定方法については次章にて詳しく解説する。